質の高い勉強法を目指して⓶~ パターン化

地頭力向上

質の高い勉強法その⓶です。今回はパターン化について紹介します。
頭がいい人は、ある問題を解くときにひらめきがぱっと浮かぶ人だというイメージはありませんか?
しかし、頭のいい人は全くの0から解法を思いついて問題を解いているわけではなく、これまでの得た知識を活用して問題を解いているのです。
今回一番伝えたいことはパターン化と知識の蓄積です。

まずパターン化について紹介します。パターン化は以下の流れです。
①問題をどのパターン(解く手順)に当てはめるか考える
②そのパターンに必要な知識を思い出す
③イメージしたパターンに必要な知識を組み合わせて問題を解く

具体例を挙げます。
問題
りんごを5個、みかんを3個買うと740円でした。
りんごを8個、みかんを10個買うと1800円でした。
りんごとみかんはそれぞれいくらですか?

解く流れ
問題をどのパターン(解く手順)に当てはめるか考える
 分からないものが二つある!これは連立方程式で解く問題だ!
 分からないものを文字で~とすると書く→式を立てる→式を解く→式か     
 ら文字の値を引っ張り、りんご~円、みかん~円と書いて終了!
そのパターンに必要な知識を思い出す
 連立方程式は分からないものをx,yと置く。そして、文章をヒントに
 二つ等式を立てる必要があるな!
 その二つの式を代入法か加減法で解かないといけないな!
 今回ならりんごをx円、みかんがy円だな。
イメージしたパターンに必要な知識を組み合わせて問題を解く
 りんごをx円、みかんをy円とする。
 5x+3y=740
8x+10y=1840
 (加減法で解こう!)
 (略)
 x=100,y=80
(文章題だからきちんと文章にして、りんごとみかんの個数して回答しないといけない!)
 よってりんごは100円、みかんは80円である。
 ~終了~

このようにパターン化すると、問題に出会った時にある程度機械的に
解けるようになると思います。

もちろんこのパターン化をするためには、知識をたくさんつける必要があります。知識をつけるためには、たくさん問題を解く、関係する本を読むなど時間をかけなければなりません。ただし、ただ知識をつけるだけではなく、その知識が何に応用できるか?を意識して学習すると学習効率が上がります。
ある分野(問題)の知識を別の分野(問題)の学習に役立てる技術を心理学では転移学習と言います。転移学習について、次回解説したいと思います。

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