得た知識を自分のものにするにはアウトプットが大事!

地頭力向上

本や映画、日常生活で起きたことなど、日々得られる知識・経験がたくさんあると思います。
しかし、せっかく得た知識も自分の頭に残らないともったいなくありませんか?
例えば読書をして得た知識は読みっぱなしだとどんどん忘れていくはずです。
小説ならばそれでも良いかもしれませんが、スキルアップや自己啓発に読んだものは
自分の知識にしないと意味がありません。知識を定着させるためには、
得た知識をアウトプットすることがとても大切です。
今回はアウトプットについてお話しします。

アウトプットとは?
説明する、感想を言う、問題を解く、行動するといったことがアウトプットです。
反対に読書する、話を聞くといったことがインプットです。

アウトプットは運動であり、だからアウトプットで記憶に定着する
アウトプットには書く、話す、行動といったものがありますが、いずれも運動神経を使って筋肉を動かします。筋肉を動かすと、その情報は小脳→海馬→大脳連合野という流れで進んでいきます。このプロセスによって記憶定着がされるのです。海馬は記憶に関係していることは聞いたことがある方もいるかもしれませんね。

アウトプットの基本ルール
アウトプットをする上で大切なことは
・インプットとアウトプットの比率を3:7程度にする
・アウトプットを2週間に3回程度繰り返す
・アウトプットをしたらフィードバックする
が大切です。

また、フィードバックのコツとして、得た知識について
・気に入ったところ、良かったところを実践してみる長所伸展
・知識に関連することや分野を調べてさらに広げていく、知識内容を本や論文等で深めていく
・知識に関して疑問に思ったことを調べる等で解決する
・人にアウトプットして、それに対して間違っていることの指摘や、補足説明を受けるなど
 アドバイスされる
といったことで効果的にフィードバックできます。

アウトプットのメリット
アウトプットのメリットは得た知識を記憶に定着させられ、その知識を日常生活に活かしていくことが出来ます。また、インプット→アウトプット→フィードバックの繰り返しにより自己成長することが出来ます。また、伝える力向上や脳の活性化にも繋がり、人間関係の円滑化や仕事の効率化にも役立てることが出来ます。

アウトプットの方法①話す
アウトプットの具体的方法の1つ目は話すことです。普段から日常的に行われていることですが、知識定着のためのアウトプットとして活用することが出来ます。
ポイントは
1.読書や映画などで感じたことや得たことを話すときは、事実+感想に意見を含めて話す
事実に加え感想を話すことで記憶に定着しやすくなります。また、意見を言うことで自分らしい情報となり相手も興味を持って聞いてくれます。
2.話すことはポジティブ・ネガティブ比を3:1として話す
これは記憶定着に繋がるわけではないですが、話すことはポジティブなことが多いほうが幸せになるという事実があるため紹介します。アメリカの研究で、会社で話される内容のポジティブ・ネガティブ比が3:1よりポジティブ比が高いと会社の業績が上がり、下回ると業績や離職率が上がることが分かりました。仕事や夫婦関係などを良くして幸せに生きるためにポジティブな言葉を使っていきましょう。
3.大きな声で自信をもって、結論→理由の順で述べる
小さい声や自身のなさは、聞き手が本当に正しいことなのか?という不安を煽ってしまいます。大きく自信もって話して相手に信頼してもらう話し方をしましょう。
4.短くシンプルに、例示や数値を使って説明する
雑談であれば問題ないのですが、何かを説明するときには短くシンプルに伝えるように心がけましょう。必要に応じて具体的な数値を説明に加えることも良いでしょう。また、ルール、法則性などを説明するときは例示を使うと分かりやすい説明になります。
といったことを心掛けてみましょう。
5.エピソード記憶を意識する
人に何かを説明するとき、エピソード記憶を意識して説明することで相手の理解が深まり、自分の記憶定着にも繋がります。エピソード記憶とは、過去にあった出来事や体験などをストーリーとして記憶することです。例えば、あなたが昨日Aさんと遊んだと説明するとき、Aさんと遊んだというより、サッカーが好きな、イケメンなAさんと遊んだと説明した方が、相手はAさんのことを覚えておきやすくなります。なぜなら、Aさんがサッカー・イケメンと結びついているので、イメージがしやすいからです。あなたがある人に、その人にとってあまり面識がない人について説明するときも、名前を言ってもピンときていないのに、その人の性格や特徴など何か情報を付け加えると、ピンとくることってありませんか?歴史の年号などもこのように覚えると忘れにくくなります。


アウトプットの方法②書く
アウトプットの方法2つめは書くことです。
ポイントは
①タイピングよりも手で書く
手で書くとブローガ野という言語処理に関わる部位が活性化することが分かっています。
これはタイピングでは得られない結果でした。アメリカの大学の研究でも、授業の内容をノートに取る学生と、ノートパソコンでタイピングして取る学生では、ノートをとる学生の方が成績が良いことが分かりました。まずは手で書くことから始めてみましょう。
②インプットしたらすぐに書き出す
凄く内容の濃い話を聞いても、数時間たてば忘れていってしまいます。当然ですが、得た内容を一番正確かつ詳細にアウトプットできるのはインプットした瞬間です。映画のセリフや描写、自分の感想、考えなどどんなことでもよいので、インプットしたらすぐに書き出しましょう。
③ノートにまとめるときは見開き2ページで、その内容に対する発見・気づき+これからやる行動を加えて書く
インプットしてすぐにまとめることはできなくても、出来れば当日中にノート2ページにまとめると、得た内容をしっかり自分の知識にすることが出来ます。内容を書くとともに、その内容によってどんな発見があったか、きづきがあったか(発見・気づき)、その発見によって自分はこれからどのような行動をとればよいか(行動)を書くとさらに効果的な学びとなります。
④パワーポイントなどにまとめて、人に発表してみる
せっかく得た知識は他の人に伝えることで理解を深められ、相手からの反応も得られるのでフィードバックにもなります。是非、発表してみましょう。
パワーポイントで発表するときの流れは、
①ノートを使ってアイデアだし
②wordなどで構成のアウトラインを作る
③パワーポイントでスライドを作る 
の3ステップで進めてみましょう。いきなりパワーポイントを使って内容を作り始めると、色々と考えてしまい非効率になってしまうことがあります。また、まずは手書きすることでうまく自分の思考をまとめやすいです。この流れで効率的にアウトプットしてみましょう。
⑤知識を要約して、SNSに載せる
得た知識を要約してSNSに載せることも良いアウトプットになります。twitterは140字の字数制限もあるので、その中でまとめようとすると要約力も上がります。時間もあまりかけず5分程度で載せてみましょう。あまり時間がない人でもこのぐらいならできるかと思います。

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