判断するとは?①(うまく判断できない、判断に自信がないのはどうしてか?)

心理・健康

普段の生活や仕事で”何かを判断する”ことってよくあると思います。
その判断が間違っていて、失敗することや後悔することってありませんか?判断を間違えることが多く、判断したくないという人もいるかと思います。
今回は判断するとは何か?ということや、判断を困難にしている背景に発達障害があるかもしれないということについてお話しします。

発達障害とは?

発達障害とは脳機能のアンバランスさが生じることで、これにより社会生活に困難をきたすことがあります。

英国の児童精神科医ローナ・ウ・イングによると、自閉症スペクトラム症の3つの障害があると定義されています。

①社会性・・・社会的に妥当な考えや行動 自然と身につくもの
例としては、目上の人への対応、職場のふるまいがあります。 

②コミュニケーション・・・言葉、表情など相手から読み取る相手に表現するもの

③イマジネーション・・・目に見えないことを想像するもの
例としては、物事の予測、見当をつけるがあります。
また、はっきりしないことを想像することが難しいため、認識したものへの執着がうまれることもあります。
例えば、特定のものを収集する、変化を好まない (こだわり)といったもののです。

この3つが機能せず、社会生活に支障が出てしまうことがあります。

発達障害は、「ある」「ない」のどちらかではなく、程度がグラデーションとなります。
つまり、発達障害といってもとても程度の軽いものもあれば、かなり重いものもあります。
しかし、発達障害の重さに応じていきづらさも重くなるというものではなく、その人の環境によります。
また、発達障害の程度が重いと、幼少期から何かしらの支援を受けていることが多く、生活環境がある程度整っていることがあります。その一方で、真ん中あたりの重さの人は支援を受けてこないで生きてきたので、自分で生きづらさを抱えこみ苦しんでいる人も多くいるようです。この域の人のことをグレーゾーンと呼びます。判断がうまくできない人は、この発達障害のグレーゾーンに入っている可能性があります。

判断するとは?
判断するとはどういったプロセスを経るのでしょうか?
情報が入ってきて瞬時に判断することも多いので、あまり意識することはないと思いますが、
判断しているときに頭の中で起こっていることは
①情報の入力(インプット)
②情報の処理
③情報の出力(アウトプット)
の3つのプロセスから成り立っています。
このどのプロセスでも適切な処理が行われないと正しい判断ができません。

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